巨匠ヴィム・ヴェンダース監督が、「パリ、テキサス」以来20年ぶりに
サム・シェパードを脚本に迎えて作った感動作です。
主人公は酒・女・薬に溺れ、現実から逃げてばかりいる
落ちぶれた初老の映画スター。
自分の子供の存在を初めて知らされ、
今まで如何に虚しい人生を送っていたかと気付きます。
家族の意味、血のつながり、愛するという事。
人間が生きるための原点に、元恋人や子供との葛藤の中で、
だんだんと導かれていく男の姿を丁寧に描いています。
なんとも心に響く作品で、期待通り!良かったですー。
主人公は、格好よすぎるサム・シェパード自身が演じています。
羽目を外しすぎた事を後悔する姿が情けなくて、いい味出してます。
元恋人役にはジェシカ・ラング。
二人の若い頃のツーショット写真が画面に出てきたりして

おすすめです。
「アメリカ,家族のいる風景」
3月11日(土)より京阪神順次ロードショー
http://www.klockworx.com/america/