(c)「あの空をおぼえてる」フィルムパートナーズ
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幸せに暮らす4人の家族に不幸な出来事が起こる。
兄妹を襲った交通事故。。。
兄は一命を取り留めたが、妹の小さな命は散ってしまう。
自責の念に苛まれる父(竹之内豊)。
そして、事故以来泣き続ける母(水野美紀)。
そんな二人を励まそうと、兄(広田亮平)は健気に明るく振舞うが・・・
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いや〜、
泣きましたよ。。。
正直、泣くと思ってなかった。ほぼ無警戒でした。
前半は、
愛娘を失くして、ショックなのも、辛い気持ちもわかるけどさ、わかるけど!
もうちょっと、も〜ちょっと、お兄ちゃんのこと考えてあげよーや
「なんで、こどもが一番周りが見えてるねん!!
気ぃ使わせるねんっ!!!」って半分、親に対して怒ってた
かも。
みんなそれぞれに自分の事で、想いで、いっぱいで、いっぱいいっぱいで
人のことに、家族のことに気づけなくなるし、気遣ってあげられない。
でも、何かのキッカケで「前を向こう」って気持ちになる。
「人を思うとか、思いやり?」って大事やなぁって、
素敵やなぁって思いました。
家族でも他人でも、みんながそれぞれにその人のやり方で
心配したり見守ってたりしてるのがダイレクトに伝わる映画。
試写が終わって、いくこDと
私は、映画の前半「なんでやねん!」って思ってた話をしました。
(上記の「こどものこと考えて!」・・・みたいなことね)
いくこDの答えは、私にとってすごく意外でハッっとしました。
いくこDは
「私も、もう一人の子のことをちゃんと考えてあげられるか
自信ないわ・・」というもの。
私は、無意識に「親だから」とか「親なのに」とか
「親」という人に対して、多少私の「エゴ」?「傲慢」?が入った見方を
してるんかもなぁって初めて気づきました。
日ごろの親子ゲンカなど、関係ないことをちょっと反省してみたり。
親も人ですもんね。そんな当たり前のことを振り返ってみたりする。
富樫 森監督は、この作品を
「お客さんがどっかで 生きていく希望をつかめるようなもの」に
したかったんだそうです。
【あの空をおぼえてる】
監督:富樫 森
出演:竹野内豊、水野美紀、広田亮平、吉田里琴、 他
http://www.anosora.jp/index.html
4月26日(土)より全国ロードショー