完成披露試写に行ってきた。
アメリカのマーベルコミックのヒーロー
「アイアンマン」だ。
そう、「スパイダーマン」や「Xメン」とは親せきのようなもの。
ま、観る前は「はいはい
。アメリカンコミックヒーローものね〜」と、結構冷ややかな私であったのだが・・・。
ところが。
はまった・・・。
なぜか。
まず、これまでのヒーローというと、突然手首から蜘蛛の糸がシュ〜と出てきたから・・・とか知らない間に改造されていた・・・とか、
生まれた時からそんな運命だったとか・・・
自分の意志とは関係なしに、「こうなったからには僕がやるしかない・・」的な、どちらかというと、その運命に流されながらヒーローになっていくというのが多かったと思うが・・(誤解のないようにしたいが、もちろんそうじゃないヒーローもいます)
「アイアンマン」は最初の改造こそ人の手を借りているが、
「自分でヒーローになる」とう強い意志を持ち、自分でパワーースーツを開発し
「自分で決めてそうなった」という点では、他のスーパーヒーローよりずっと
【大人の決断】をする。
それも、これまでの自分の生き方が
どれだけの人を不幸に陥れていたか・・・ということに気づき、
人生自体を、命をかけてやり直すということにおいても
【大人の決断】をするヒーローなのだ。
「お〜すごいな〜」とわくわくしながら見ていると
【大人の決断】は最後のシーンでも見られた。(※ネタばれ注意)
ラスト。
アイアンマンであるロバート・ダウニー・Jrがみんなの前で
堂々と明かすのだ。
「私がアイアンマンだっ!!」どよめく一同・・・。
私は拍手喝采!!
「なぜ、仮面ライダーやウルトラマンは
自分が正義のヒーローだと名乗らないのだろう?
世の中のために良いことをする人は、自分がこういうものだと名乗り
みんなからの賞賛を浴びていいはずだ」
子供
のころから常々、こう思っていた私。
よく友達には「わかったら悪者に殺されるからだよ」などと言われ
「ふ〜ん。そうなんかな〜。」とか思っていたけれど・・・。
ところが「アイアンマン」は名乗る。
正々堂々と
。
よっしゃ〜。そうこなくっちゃ!!
名乗ることによって、人はその立場への責任をより感じる。
登場するのは勇気のいることだ。
名乗った限りは誰も裏切れない。
彼はそうすることによって、
自分で自分を高め、より良い世の中のために
今日も戦うのだ。
それを非常に大人のロバート・ダウニー・Jr(42歳)が
演じているっていうのも
かなり得点高い。
秘書役のグウィネス・パルトロウも中佐役のテレンス・ハワードもいい。
大人が楽しめる
いや、勇気をもらえるヒーローが「アイアンマン」だ
。