ニュー・シネマ・パラダイス
つい、この間まで、大阪市内の映画館でリバイバル上映されていた
「ニュー・シネマ・パラダイス」みてきました。
いわずと知れた1989年公開の名作で私大好きな作品のひとつ。
今回久しぶりに映画館の席に座ってこの名画をじっくりみてみると、新しい気づきがあってびっくり
ふるさとを捨てて都会に行く青年トトに彼をかわいがっていた映写技師が言います。
「今までのことは忘れろ。帰ってきても入れてやらん。
これからは自分のしていることを愛せ。
昔、お前が映写機を愛したように・・・」
ほかのシーンでは30年ぶりに故郷に戻ってきたトトにお母さんが言います。「昔のことは全て幻よ」
当時、観た時はふるさとを懐かしむノスタルジー映画だと思っていました。
いろんな映画雑誌にもそぅ載ってた記憶があったんです・・・。
ところが
今のシーンを見たとたん!!
「あ、違う。この映画はノスタルジーを感じるだけじゃなく、いや、その真逆の、
未来に向かうための映画だったんだ!!」って気づいたのです。
過去は過ぎていくだけ。
そこにとらわれず今を、それも、いつも今の自分を愛しなさい。でなければ人も愛せないよ、人生も成功しないよ。この映画は深いメッセージを私たちに投げかけてくれていたのです。
そう、感じた瞬間、以前に見たときとは違う種類の涙が流れました。
今の自分を愛する。簡単そうでこれが一番難しいよね。
でも、明日から鏡に向かって「愛してるよ。私」って言ってみる?
元気でるかな?なーんかこそばゆい感じかな?
それともやっぱり気持ち悪いかな