毎年、今日のように、暖かくて「春がきたわ〜」と感じる日には
必ず思い出す作品がある。
でも別に「春」を描いてる作品でもないんだけどね。
「ナビィの恋」の中江裕司監督の2004年の作品
「
ホテル・ハイビスカス」
監督の作品は、いつも「
沖縄」がテーマ
この作品も、沖縄でちっこいホテルを経営する一家の物語。
とにかく笑える。「がはは」ではなく「クスクス」って
主役は小学3年生の美恵子。お転婆、と済ませるにはあまりにも破天荒で天真爛漫、生きるエネルギーがいっぱいに溢れ、ウチナーグチ(沖縄言葉)で表現すればなんとも「ウーマクー」な少女
森の精霊キジムナーが生息し、至るところに神が宿る不思議に満ちた「外」の世界と対峙する美恵子の元気いっぱいの生命力は、両親、兄弟、おばぁの3世代家族と、なにより沖縄の風土が持つおおらかさと神秘性に育まれた賜物。真っ青な空やこぼれる陽射しといっしょに、最高に元気いっぱいになるのよね〜

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太陽に向かって笑うハイビスカスのような映画。
「夏」の感じの映画なのに、私にはこれから始まる素敵な季節が、こんな風に
かる〜くおおらかに過ごせるといいなって気持ちにさせてくれるのです

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