©Haut et Court - France 2 Cinema
またまた久しぶりの映画紹介ですみません。
これはまるでドキュメンタリー。
パリの中学校のひとクラス、国語の授業をメインに、
24人の生徒と教師の一年間を追った作品です。
生徒も教師も自然な演技、というのがこの映画のウリで、
カンヌでパルムドールを受賞しています。
多感な中学生という時期は、パリも日本も一緒みたいで、
幼稚な発言をしたかと思うと、妙な分別を持って教師を糾弾してきたり。
そんなやっかいな相手と、教師は毎日授業で真剣勝負している。
でも、教師も勿論万能ではなくって、助けを求めている生徒を、いつも救える訳ではない。
クラスの中で、人種差別から家庭環境まで、社会の問題として取り上げられているものが透けてみえる。
多分一つの通過点にすぎない「中学校」をだた観せるだけの作品なのに、
こんなに考えさせられるとは・・・。
パリ20区、僕たちのクラス
近日公開
http://class.eiga.com/story.html