ポップコーンをかた手に びぃぶろぐ

Baycom 映画情報番組「ポップコーンをかた手に」公式びぃぶろぐです。

キャスター、ディレクターが番組を超えてブログからも映画の魅力をお伝えします。

番組裏話や新作、話題作のおすすめから普段の何気ない出来事まで、
みなさんとお話ししたいと思います。

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ディア・ドクター


配給:エンジンフイルム+アスミック・エース
(C)2009『Dear Doctor』製作委員会


心待ちにしていた、映画ファンも多いのではないでしょうか。
「ゆれる」の西川美和監督 最新作。
映画初主演となる鶴瓶師匠が、とてもイイ味だしてます。


’住民の半分は高齢者’という小さな村。
誰からも親しみをこめて「先生」と呼ばれ、愛され、信頼されている医師が
ずっとついていた「嘘」。。。



この「嘘」を通じて、色々なことを西川監督独自の目線で観(魅)せてくれます!「蛇イチゴ」「ゆれる」でも描かれていた、人間の「できれば隠したい嫌な部分」。
それが、また違った形で浮かびあがってくるんですよ。拍手拍手拍手

誰もが、持っているのではないかと思う「ズルさ」と「人間愛?」
そのハザマで、とってしまう人の行動…。

いや〜、やっぱり私は大好きな監督です!

番組でも「ディア・ドクター」を紹介します(6/22〜放送)
実は、先日大阪で鶴瓶師匠と西川監督が会見を行われ、別に
監督にお話しをお伺いすることもできました!
その模様もあわせて放送しますので、お楽しみに♪


6月27日(土)全国ロードショー
http://deardoctor.jp/
書いた人 みどりD | comments(0) | - |




セントアンナの奇跡

スパイク・リー監督作品です。
あー戦争は嫌だー。
なんと不条理なものなのか・・・とつくづく思う作品です。重い作品です。

聞き耳を立てる 定年間近な黒人男性が、ある日殺人を犯す。善良な一市民の彼が、なぜいきなり人を殺したのか・・・。
時を遡り1944年。第2次世界大戦時、4人の黒人米兵がイタリア・トスカーナ地方で、(不思議な力を持っていると、一人の米兵は信じている)少年を保護する。誰にも見えない”友達”を持つ少年と過ごすうちに、ある悲しい出来事が明らかになっていくが・・・悲しい

イタリア人、アメリカ人、ドイツ人、国は違っても思いは同じ、
神様に祈りを捧げるのも一緒、戦争を終わらせたいのも一緒、
(ナチス将校に「戦争は嫌だ。早く家に帰りたい。」と言わしてます。)
でも狂った心を持ってしまった人も、どの国にもいる訳で・・・。
つくづく戦争は嫌ダ、主義主張も無視される暴力だ。

アメリカの人種差別を取り上げてきた監督が、今作品では、それに留まらず、戦争を通じて人種、国を超えて持つ思いを描いています。

ただ、やはりスパイク・リー。
黒人に対して偏見のないイタリアで、兵士の一人が「ここいると自由を感じる。外国で自由を感じるなんて」と嘆くシーンがあったり。
差別を受けた当人しかわからないニュアンスのエピソードが盛り込まれていて、ハッとさせられます。

そして、殺人を犯す理由が明らかになる謎解きの要素が加わって、
おまけにキーパースンである少年が、見えないものが見える・・・というますます謎な一面を持っていて、どんどん引き込まれ、2時間43分があっという間。心を打ちます。


セントアンナの奇跡 R-15
7月下旬公開
http://www.stanna-kiseki.jp/


書いた人 いくこD | comments(0) | - |



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